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| 表紙裏 |
たろうちゃんの ために
せかいでたったいっさつの えほん
おとうさんとおかあさんのところに
うまれてきてくれて、ありがとう!
2007年1月1日
パパとママより
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| 文章なし |
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ようこそ! たろうちゃん
ようこそ!あかちゃん
なかえよしを・作 上野紀子・絵
クリエイト・グリーティングブック |
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こうのとりが
たろうちゃんを
おとうさんの いちろうさん
おかあさんの はなこさんに
とどけるために
みつけしに むかって
とんで いました。
「たろうちゃんが うまれる2006ねん1がつ1にちごぜん10じ00ふんまでには まだだいぶじかんもあるなあ。ちょっとひとやすみしていくかな。」
こうのとりはずっととびつづけていたので つかれていたのです。
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こうのとりは きれいなおはなばたけにまいおりました。
「きもちのいいおはなばたけだ。」こうのとりが そういってやすんでいるあいだに たろうちゃんは はいはいしておはなばたけのさんぽに でかけました。 |
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たろうちゃんが おはなばたけにはいっていくと そこにきれいなようせいのおうじょさまが あらわれました。
「ここからは ようせいのくにですよ。ようせいでないとはいれませんよ。」
たろうちゃんは なんのことだかわかりません。するとようせいのおうじょさまは
「たろうちゃんを ようせいにしてあげましょう。」
と いってつえをふりました。 |
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するとたろうちゃんのせなかに かわいらしいはねが はえました。
はねがはえると そこにちいさなはなのようせいが あらわれました。
「わたしがようせいのくにをあんないします。」
たろうちゃんは はなのようせいのあとについて おはなばたけのうえを とんでいきました。 |
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「ようせいのくにの おともだちにしょうかいしてあげましょう。」
はなのようせいは たろうちゃんをみんなのところにつれていきました。
「みなさーん あたらしいようせいのたろうちゃんですよー。」
おはなにたくさん ちいさなようせいたちがあつまってきました。
あたらしいおともだちができて みんなうれしそうです。
「たろうちゃんのかんげいかいを しましょう。」
みんなが いいました。 |
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ちいさなようせいたちは たろうちゃんのために ジュースをつくろうと たくさんのくだものをもってやってきました。
たろうちゃんのためのごちそうです。
「どうしてみんな はじめてあったのにこんなにしんせつにしてくれるの?」
「だってたろうちゃんの よろこぶかおがみたいんだもの。」
ちいさなようせいたちが こたえました。
たろうちゃんはうれしくて ジュースをいっぱいのんでしまいました。
「それでは どんどはみんなで かくれんぼをしましょう。わたしがおにになるから みんなかくれていいですよ。」
と はなのようせいがいいました。 |
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それをきくと みんなはあっというまにおはなのかげに かくれました。
たろうちゃんも いそいでおはなのかげにかくれました。
でも みんなすぐにはなのようせいに みつかってしまいました。 |
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「こんどは おにごっこをしましょう。」
はなのようせいがいうと
「こんどはたろうちゃんが おにになる。」と たろうちゃんが いいました。
「えっ たろうちゃんが?」
みんなは おどろきました。
「どうしておになんかになるの?」と みんなはたろうちゃんにたずねました。
「だって みんなのよろこぶかおがみたいんだもの。」と たろうちゃんは こたえました。 |
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みんなは たろうちゃんがこころのやさしいこだと おもいました。
それでようせいのおうじょさまが たろうちゃんをようせいにしたんだとおもいました。
ちいさなようせいたち みんなはそらたかくのぼりました。
とりさんがやってきて びっくりぎょうてんしていました。
たろうちゃんは たのしくてたのしくて いつまでもとびまわっていました。 |
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あまりとんびまわっていたので みんなつかれてしまいました。
ちいさなようせいたちは おはなのうえにまいおりて おはなのつぼみのなかで おひるねをしました。
たろうちゃんの まわりにみんなよりそって しあわせそうにねてしまいました。 |
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しばらく ねていると
どこからかかすかなこえが きこえてきました。
「たろうちゃん。」
「あっ こうのとりのこえだ。」
みんなも「きこえる きこえる。」と いいました。
たろうちゃんが みあたらないのでこうのとりが しんぱいしてさがしているのです。
「もう いかなくては。」たろうちゃんは いいました。 |
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「またあそびにきてもいい?」
たろうちゃんが たずねました。
「でも にんげんになったら ようせいでなくなっちゃうから わたしたちのことなんて きっとわすれちゃうよ。」
ちいさなようせいたちが いいました。
「ぜったいに わすれない!」
たろうちゃんは おおきなこえでいいました。
「さようなら またくるね。」 |
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たろうちゃんは こうのとりのこえのするほうへ ようせいのくにのおはなばたけから でていきました。
するとたろうちゃんのせなかのはねが きえました。
「さようなら またあそびにきてね。」
ちいさなようせいたちは たろうちゃんにてを ふりました。 |
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たろうちゃんがいってしまうと ちいさなようせいたちは
「たろうちゃんは わたしたちのことなんかすぐに わすれちゃうよ。もうようせいじゃないんだから。」
「そうだよね。はねがないんだものね。」
と かなしそうにいいました。 |
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すると そこにまたようせいのおうじょさまが あらわれました。そしていいました。
「だいじょうぶ。たろうちゃんはこころがようせいになりましたからね。 はねなんかなくても いつまでもみんなのことを わすれませんよ。」
ちいさなようせいたちは あんしんしました。
「そうだよ。たろうちゃんはようせいのこころをもった ステキなにんげんになるよ。」
「そうすれば きっとまた あそびにきてくれるよ。」 |
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たろうちゃん
ようせいのこころ わすれないでね! |
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たろうちゃんは
みつけクリニックの
やまだせんせいの おかげで
しんちょう 50センチ
たいじゅう 2800グラムで
たんじょうしたのでした。
おとうさんとおかあさんは
たろうちゃんがうまれて だいかんげきでした。
おばあちゃん おじいちゃんが
たろうちゃんの たんじょうを
おいわいして くれました。
それを みとどけると こうのとりはまんぞくそうなかおをして かえっていきました。
ようこそ!あかちゃん
なかえよしを・作 上野紀子・絵 |
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